◎(7278)(株)エクセディ : 5.98%配当で3年後の小4の壁の教育費を支える計画

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

皆さん、こんにちは!子育てママ投資家のみずきです。「みずきの家計簿+株」にお越しいただきありがとうございます。

2020年1月に生まれた娘も、あっという間に成長して2026年4月に小学校へ入学しました。日々の生活は毎日がバタバタですが、子どもの成長を見守る楽しさは何物にも代えがたいですね。ただ、親として避けて通れないのが「教育費や習い事費用の増加」という現実です。

私が株式投資を始めた2021年から一貫して大切にしているのは、「投資は人生設計あってこそ」という考え方です。単に「この株が上がりそうだから買う」のではなく、「我が家の人生設計において、この配当金がいつ、どんな風に家計を助けてくれるのか」という逆算思考で銘柄を選んでいます。

今回は、高い配当利回りで注目を集める自動車部品メーカー、(株)エクセディ(7278)について、我が家の人生設計と照らし合わせながらじっくり検討してみたいと思います。

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計」

銘柄の詳細に入る前に、まずは我が家が今直面している家計のタイムラインと課題をお伝えしますね。

娘が小学校に入学して少し生活ペースが掴めてきたところですが、先輩ママたちからよく耳にするのが「小4の壁」です。3年後の2029年、娘が小学4年生になるタイミングでは、放課後児童クラブ(学童)の退所や、進学塾・専門的な習い事のスタートなど、教育関連費用が一気に跳ね上がる時期を迎えます。

我が家の現在地と、3年後に向けた家計のロードマップは以下の通りです。

我が家の現在地と将来課題

・世帯状況:夫と私(1985年生まれ)、娘(2020年生まれ・小学1年生)の3人家族
・資産形成の基本:つみたてNISAやiDeCoで全世界株式インデックスを中心に積立中
・3年後(2029年)の課題:娘の小学4年生進級に伴い、習い事や学習塾の費用が月1万円〜2万円ほど増加する見込み
・目標設定:3年後までに「家計を直接サポートしてくれる配当収入」を月1万円(年間12万円)確保する

インデックス投資による長期の資産形成は着々と進めていますが、日々の生活費や教育費の補填には、直接現金で口座に入ってくる「配当金」の存在が非常に心強いんですよね。3年後にやってくる教育費増加の波を、配当金でしっかり受け止める体制を作りたいと考えています。

2. 目標配当額の逆算計算

「3年後に月1万円(年間12万円)の配当を得る」という目標を立てたところで、これを実現するためにいくらの投資資金が必要かを逆算してみましょう。

今回検討するエクセディの指標データ(株価5,860円前後、1株あたりの会社予想配当金350円、予想配当利回り約5.98%)を元に計算してみます。

目標配当額(年間120,000円)達成のための試算

・必要株数:120,000円 ÷ 350円 = 約343株
・必要投資額:343株 × 5,860円 = 約2,009,980円(約201万円)

単元(100株)単位で購入する場合、100株(購入代金:約585,000円)を保有すると、年間で35,000円(税引前)の配当金が得られる計算になります。

我が家の場合、1銘柄だけに200万円を一気に投入するのはリスク管理の観点から現実的ではありません。あくまでインデックス投資を軸としつつ、サテライト枠として「100株(約58.5万円)を保有し、年間35,000円(月約2,900円相当)の配当収入を得る」という位置づけが、我が家の家計リスク許容度に合いそうです。

3. 自動車部品セクターの複数銘柄比較

目標配当額を達成するためには、単一の銘柄だけに依存するのではなく、同業他社や似た利回り水準の銘柄と比較検討することが大切です。今回は、我が家がサテライト枠として注目している自動車部品セクターの3銘柄を並べて比較してみました。

銘柄名(証券コード) 株価 / 最低投資金額 予想配当利回り 配当性向 / EPS 自己資本比率 特徴・還元姿勢
エクセディ(7278) 5,860円 / 585,000円 約5.98% 配当性向:高水準
EPS予想:384.62円
60.2% トルクコンバータ主力。資本効率改善と株主還元に非常に積極的。
タチエス(7239) 約1,800円前後 / 約18万円 約5.08% 安定重視
利益成長に連動
60%超 自動車シート大手。強固な財務基盤と安定配当が魅力。
ユニプレス(5949) 約1,200円前後 / 約12万円 約5.24% 業績連動・還元強化 50%超 車体プレス加工大手。中長期での還元強化方針を掲げる。

以前ブログで紹介したタチエス(7239)の配当分析記事や、ユニプレス(5949)の教育費備え計画でも触れましたが、自動車部品セクターはPBR低水準の是正や資本効率向上の流れを受け、積極的な株主還元方針を打ち出す企業が増えています。

その中でもエクセディは、自己資本比率60.2%という非常に健全な財務基盤を維持しながら、配当利回り5.98%(1株配当350円予想)という際立った高還元姿勢を示しているのが大きな特徴です。

4. ニュースから読み解くエクセディの増配姿勢

エクセディの株主還元姿勢を評価する上で見逃せないのが、近年の大幅な増配実績です。投資メディアでも大きく取り上げられています。

こちらのダイヤモンド・ザイの記事(エクセディの増配ニュース)でも紹介されているように、同社は「最適資本構成の追求・維持による資本収益性の向上及び積極的な株主還元」を掲げ、資本効率を改善するための増配を相次いで発表してきました。

年間配当額が数年で3倍以上に急拡大した背景には、PBR1.11倍、ROE7.33%という経営指標をさらに意識し、手元資金を効果的に株主に還元しようとする経営陣の強い意志が窺えます。収益性や営業利益率の改善基調が見られる点も、配当の裏付けとして頼もしい要素です。

5. みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の「3年後の小4の壁に向けた月1万円(サテライト枠で月約2,900円補填)の配当づくり」という目的に対し、エクセディがどれくらいマッチしているか、3つの軸で評価してみます。

A. 配当の持続性・成長性:評価「○」

会社予想EPS(384.62円)に対して年間配当予想が350円となっており、配当性向はかなり高水準(90%超)に達しています。自己資本比率60.2%という厚い財務基盤があるため、短発的な業績変動で即減配となるリスクは低いと考えられますが、配当性向の高さを考えると、さらなる連続増配のペースは鈍化するか、業績次第では維持にとどまる局面も想定されます。持続性という点では「◎」ではなく「○」という判断です。

B. 人生設計との適合性:評価「◎」

予想配当利回り約5.98%という圧倒的な利回りは、効率よくキャッシュフローを生み出したい我が家の人生設計に非常にマッチしています。100株(約58.5万円)の保有で年間35,000円(税引前)が入ってくる計算になり、娘が小学4年生になった際の習い事代や教材費の足しとして大きな威力を発揮してくれます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価「△」

最低購入代金が約58.5万円と、我が家のサテライト枠としては1銘柄あたりの金額がやや大きめです。また、自動車業界全体が直面している「EV化(電気自動車シフト)」の波の中で、同社が強みを持つマニュアルクラッチやトルクコンバータの需要が中長期でどう変化していくかという構造的課題もあります。ポートフォリオ全体の比率が高くなりすぎないよう、慎重に資金を配分する必要があります。

6. みずきの総合評価+判断

我が家の人生設計における総合評価は、「教育費増加期を力強く支えてくれる高火力サテライト枠(限定保有)」です!

メインの資産形成はつみたてNISAを活用した全世界株式(オルカン)などのインデックスファンドに任せていますが、インデックス投資は「将来の資産拡大」を目指すものであり、毎月の家計の現金を直接増やす効果はありません。

一方、エクセディのように5.98%という高い配当利回りを生み出してくれる高配当株は、「今から数年後の子育て費用」を直接サポートしてくれる「現金の流れ」を作ってくれます。100株保有するだけで年間3万5千円の現金収入が得られるのは、小1〜小4と育ち盛りになる娘を持つ我が家にとって非常に魅力的です。

ただし、1銘柄への集中投資を避けるため、我が家ではタチエスやユニプレスといった他の高配当・健全財務銘柄と組み合わせて分散保有し、自動車セクター全体の波を和らげる戦略をとるのがベストだと判断しています。

7. 制度活用(NISA・配当控除)との組み合わせ

みずきブログで一番お伝えしたいのが、「制度を活用して税効率を最大限まで高める」という点です。

新NISA(成長投資枠)での活用
エクセディのような高配当株を新NISAの成長投資枠で購入すれば、通常約20.315%かかる税金が完全非課税になります。100株保有で得られる年間35,000円の配当金が、そのまま手元に残るわけです。3年間で10万5千円、10年間なら35万円の配当が得られる計算になり、税金分(約7万円)浮くのは家計管理上とても大きなメリットです。

特定口座と配当控除の活用
もしNISA枠をインデックスファンド等で使い切っている場合は、特定口座で購入して「総合課税」を選択し、配当控除を受けるという選択肢もあります。働き方や世帯年収によって最適な税務処理は変わってきますが、子育て世帯として制度を使い倒す意識を持つことが資産形成のスピードを加速させてくれます。

8. 失敗・迷い・懸念点も素直にお伝えします

完璧な銘柄が存在しないように、エクセディにも我が家が迷う懸念ポイントはいくつかあります。

1つ目は、「EV化による長期的需要の変化」です。同社が強みを持つトルクコンバータやクラッチ製品はガソリン車やハイブリッド車向けが中心です。EV化が急速に進んだ場合、中長期的な製品需要がどう移行していくかという点は常にチェックしておく必要があります。

2つ目は、「1単元の購入金額の高さ」です。株価が5,860円前後となると、100株買うのに約58.5万円が必要です。我が家のように「少額で少しずつ分散投資したい」と考える子育て世帯にとっては、一度に投入する資金量がやや大きく感じられます。

そのため、「一気に100株買うのではなく、単元未満株(1株投資)を活用して毎月数株ずつ買い進め、3年後の小4進級までに100株を完成させる」というアプローチも、家計のリスク管理として非常に有効だと感じています。

子育ての時期は、予期せぬ出費やライフスタイルの変化がつきものです。100点満点の完璧な銘柄を探し続けるのではなく、「自分たちの人生設計とリスク許容度に照らし合わせて80点と言える選択」を重ねていくことが、長く楽しく投資を続けていくコツなのだと思います。

皆さんのご家庭では、数年後の教育費に向けてどのようなロードマップを描いていますか?我が家の実践例が、少しでも皆さんの家計管理と人生設計のヒントになれば嬉しいです。

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