◎(7971)東リ : 利回り3.95%と約4.3万円の投資で4年後の小5の教育費を支える計画

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

みなさん、こんにちは!子育てママ投資家の「みずき」です。「みずきの家計簿+株」にお越しいただきありがとうございます。

2026年の春を迎え、わが家の長女もいよいよ小学校に入学いたしました。ランドセルを背負って元気に登校する姿を見て、嬉しさと同時に「子どもの成長って本当にあっという間だな」と心から実感する毎日です。

我が家では、つみたてNISAやiDeCoによるインデックス投資を資産形成の軸としつつ、日々の家計に「現金流のゆとり」をつくるために高配当株投資を活用しています。子どもが成長するにつれて教育費や習い事の費用は段階的に増えていきますが、その都度家計を切りつめるのではなく、「配当金で増額分をカバーする」という仕組みを作っておくことで、心にゆとりを持って子どもの挑戦を応援できると考えているからです。

今回は、娘が4年後の小学5年生(10歳)になるタイミングで見込まれる教育費・習い事のステップアップ費用をターゲットに設定しました。その解決策の一つとして、床材や壁紙などのインテリア総合メーカーである東リ(7971)を中心とした配当計画を考えてみました。我が家の人生設計にどのようにフィットするのか、具体的に紐解いていきますね。

シナリオ設定:「我が家の人生設計」

まずは、我が家が今回の銘柄検討に至った背景と人生設計のシナリオについてお話しします。銘柄ありきではなく、「我が家の人生設計でいつ、いくら必要なのか」から逆算するのがみずき流の基本スタンスです。

我が家の現在地

我が家は30代後半の夫婦と、2020年1月生まれの長女の3人家族です。私は上場企業でフルタイム(営業・企画職)として働いており、将来的に第二子も授かれたらいいなと考えています。投資は2021年から本格的にスタートし、新NISAやiDeCoなどの非課税制度をフル活用しながら、高配当株を少しずつ買い足してきました。

4年後の家計課題:小学5年生の「教育費ステップアップ期」

娘が小学校に入学した現在、学童保育や初期の習い事費用はある程度想定内に収まっています。しかし、4年後の2030年、娘が小学5年生になる時期には大きな家計の課題が予想されます。

小学校高学年になると、通塾の本格化や教科数の増加、専門的な習い事へのステップアップ、さらには学校での宿泊行事や体験学習など、低学年の頃に比べて教育費の単価が一気に上がります。我が家のシミュレーションでは、現在よりも月額5,000円(年間60,000円)程度の教育費の上乗せが必要になると見込んでいます。

課題を解決するために必要な配当額

この「月5,000円の教育費アップ」を給料の昇給や節約だけに頼るのではなく、保有している株式からの配当金で自動的に補える仕組みを作りたいと考えています。

目標とする配当金額は、年間60,000円(手取りベース)です。4年後の小5進級時までにこの配当収入を完成させることが、今回の人生設計シナリオのゴールとなります。

目標配当額の逆算計算

目標となる年間配当額が決定したら、次は「それを実現するためにいくらの投資資金が必要か」を具体的に計算してみましょう。

税引後で年間60,000円の配当金を受け取る場合、課税口座(特定口座:税率20.315%)を利用するか、NISA口座(非課税)を利用するかで必要な額が変わってきます。

課税口座(特定口座)の場合

税引後で60,000円を得るために必要な額面配当金は以下の通りです。

60,000円 ÷ (1 – 0.20315) ≒ 約75,296円(税引前)

想定する配当利回りを3.9%と仮定した場合、必要な投資総額は次のようになります。

75,296円 ÷ 3.9% ≒ 約193万円

NISA口座(成長投資枠・非課税)の場合

非課税枠を活用できる場合、額面配当金がそのまま手取りとなります。

60,000円 ÷ 3.9% ≒ 約154万円

東リ(7971)での具体的試算

本日時点での東リの株価指標を元に試算してみます。

  • 株価:430円(1単元:43,000円)
  • 予想年間配当金:1株あたり17円
  • 配当利回り:約3.95%

NISA口座を活用して東リの株のみで目標の年間60,000円を達成する場合:

60,000円 ÷ 17円 ≒ 3,530株(約36単元)
必要投資額:3,530株 × 430円 = 約1,517,900円

1回で150万円を投資するのは我が家の家計にとっても大きな金額ですが、東リは1単元が約4.3万円と非常に購入しやすい価格帯です。4年後の小5進級時までの48ヶ月間で分散して買い進める場合、月々約3.1万円(約70株〜80株ずつ)のペースで購入していけば達成できる計算になります。これなら日々の給与やボーナスから十分に積み立てていける現実的な数字ですね。

複数銘柄の比較紹介

投資の鉄則は分散投資です。単一の銘柄だけに集中投資すると、業績不振や減配リスクに直面した際に我が家の人生設計が崩れてしまいます。そのため、同じ「住まい・住設・内装」に関連する高配当株を比較検討し、ポートフォリオとしてのバランスを考えます。

今回は、東リ(7971)に加えて、インテリア業界最大手のサンゲツ(8130)、建材・間仕切り大手の立川ブラインド工業(7989)の3銘柄を比較してみましょう。

項目 東リ(7971) サンゲツ(8130) 立川ブラインド(7989)
事業内容 床材(クッションフロア等)国内大手、壁紙・カーテン インテリア商社最大手、壁紙・床材・ファブリックス等 ブラインド・間仕切り大手、立体駐車場事業等
株価(目安) 430円 3,100円 1,450円
最低投資金額 約43,000円 約310,000円 約145,000円
配当利回り 約3.95% 約4.13% 約3.59%
配当性向 約35% 約50%(DOE重視) 約35%
直近配当推移 13円→15円→17円(安定・増配) 105円→130円→130円(積極還元) 40円→48円→52円(連続増配傾向)
過去売上・営業利益 原材料高を価格転嫁し利益拡大傾向 強固な物流網で高収益を維持 堅実な財務とオフィス需要で安定
株主優待 なし なし QUOカード等(保有期間条件あり)
我が家での位置づけ 少額買い増し用のサテライト・補完枠 インテリアセクターのコア枠 財務安定・ディフェンシブ枠

各銘柄の特徴と考察

1. 東リ(7971)
ビニル床タイルの「ロイヤルストーン」やクッションフロアなど、住宅や店舗のリフォーム・新築で圧倒的な知名度を誇るメーカーです。特筆すべきは最低投資金額の低さ(約4.3万円)です。我が家のように毎月の余剰資金で小刻みに高配当株を購入したい場合、端数調整や積立投資として極めて使い勝手が良いのが魅力です。PBRも0.5倍前後と解散価値を下回る水準にあり、株主還元強化への圧力も期待できます。

2. サンゲツ(8130)
インテリア業界の絶対的王者であり、ファブレス経営と独自の強固な物流ネットワークによって高い収益性を誇ります。資本効率を意識した経営(DOE配当オン資本比率の導入など)を掲げており、配当利回りも4%を超えています。最低投資金額が約31万円とやや大きいため、ボーナス時期などにまとまった資金で購入したい銘柄です。

3. 立川ブラインド工業(7989)
実質無借金に近い非常に健全な財務基盤を持っています。オフィスや店舗、一般住宅向けのブラインドで高シェアを持ち、景気耐性が比較的強いのが特徴です。配当利回りは3.5%台と他2社よりやや控えめですが、ポートフォリオの安定感を高める役割を果たしてくれます。

建築・住設関連の配当計画としては、以前取り上げた◎(1870)矢作建設工業 : 5.30%配当で4年後の小5の教育費を支える計画や、製造業の低PBR改善期待銘柄として考察した◎(6349)(株)小森コーポレーション : 利回り4.2%とPBR0.5倍台で3年後の小4の壁を支える計画とも共通する視点を持っています。

外部ニュースから見る市場の動向と買い時の考え方

株式市場では、決算発表のタイミングで原材料価格の高騰や新築住宅着工数の下振れなどが報じられると、住宅関連銘柄が一斉に売られる局面があります。例えば、決算後の短期的な株価急落に関するニュース(参考:決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】寄付 … サンリオ、楽天グループ、ラウンドワン (8月10日発表分)(株探ニュース) – Yahoo!ファイナンス)などを見ても分かる通り、決算内容の一部にネガティブな要素があると株価は過剰に反応することがあります。

しかし、我が家のような10年単位の長期投資家にとっては、こうした決算直後の売り浴びせや一時的な業績調整局面こそが、配当利回りが高まった「絶好の拾い集め時」となります。東リのように基礎的な財務構造がしっかりしており、内装リフォームという更新需要(ストック需要)を持つ企業は、一時的な不況を乗り越える力があると考えています。

みずきの「人生設計マッチ度」評価

我が家の人生設計シナリオ(4年後の小5教育費アップ月5,000円)に照らし合わせ、東リ(7971)を3つの軸で評価しました。

A. 配当の持続性・成長性:評価【○】

配当性向は30〜35%程度と非常に適正な水準で維持されており、無理な配当出しを行っていません。原材料高騰に対する価格転嫁も順調に進んでおり、リフォーム需要の底堅さから見ても10年単位で急激に配当が消失するリスクは低いと考えられます。一方で、急激な増配を繰り返すタイプではないため、成長性という点では「◎」ではなく「○」と判定しました。

B. 人生設計との適合性:評価【◎】

我が家の人生設計との適合性は文句なしの「◎」です。最大の理由は「1株単位・1単元単位での買いやすさ」にあります。子育て世帯の家計は、毎月固定の投資額を確保するのが難しい時期もあります。「今月は学童の更新料で出費が多かったから1万円分だけ」「今月は余裕があるから1単元(約4.3万円)買う」といったフレキシブルな投資行動が取れるため、4年後のゴールに向けて着実に積み上げることができます。

C. 我が家のリスク許容度との整合性:評価【◎】

自己資本比率は50%を超えており、財務的な安全性は高水準です。仮に第二子の育休等で一時的に我が家の世帯収入が減少したとしても、東リのような低単価・安定財務の銘柄であれば精神的な負担を感じることなく保有し続けることができます。リスク許容度に非常に優しい銘柄だと評価しています。

みずきの総合評価+判断

以上の分析を踏まえた我が家の結論として、東リ(7971)は「買い増し・端数調整用の高配当補完枠」として非常に魅力的な銘柄であると判断しました。

目標である「4年後に年間60,000円の配当収入」を作る際、東リだけで全額を賄うのではなく、大型で還元姿勢の強いサンゲツ(8130)をポートフォリオの核(全体の約6割)に据えつつ、残りの4割(年間約2.4万円分=約1,400株)を東リの積立で購入していく戦略がベストだと考えています。

東リの単価の安さを活かし、毎月の家計の余剰資金に応じて「お小遣い感覚」で買い足していくことで、プレッシャーを感じずに4年後の教育費補填システムを完成させることができます。

制度活用との組み合わせ

高配当株投資の効果を最大化させるために、我が家が実践している制度活用のポイントを整理します。

1. 新NISA(成長投資枠)の優先活用

今回のような「特定の教育費を補うための配当金」は、新NISAの成長投資枠で購入することを第一選択とします。税率20.315%が非課税になるメリットは絶大です。東リから年間60,000円の配当を得る場合、課税口座では約1.2万円が税金として引かれてしまいますが、NISAならそのまま60,000円が手元に残ります。この1.2万円の差額は、子どものドリルや参考書数冊分に相当するため、子育て世代には見逃せません。

2. iDeCo・つみたて投資枠とのアセットアロケーション

我が家では、iDeCoやつみたて投資枠を使って全世界株式(オール・カントリー)やS&P500などのインデックスファンドを毎月定額で購入しています。これらは「15〜20年後の大学教育費や老後資金」という遠い未来のための資産です。

一方で、東リのような個別高配当株は「4年後の小5の塾代」という近い未来の現金流を作るためのものです。遠い未来の資産形成と、近い未来の生活費補填という役割分担を明確にすることで、家計管理全体の調和が取れるようになります。

3. 配当控除の活用(特定口座で購入する場合)

もしNISA枠をすでにインデックス等で使い切っており、特定口座で東リを購入する場合でも、「配当控除」という税制優遇制度があります。課税所得が一定以下の世帯であれば、総合課税を選択して確定申告を行うことで、支払った税金の一部を取り戻すことができます。金融リテラシーを高めてこうした制度を知っておくことが、個人投資家としての最大の武器になりますね。

失敗・迷い・懸念も素直に述べる

ここまで東リの魅力や人生設計への活用法をお話ししてきましたが、完璧な銘柄というものは存在しません。我が家が懸念しているリスクや迷いについても包み隠さずお伝えします。

新築住宅着工件数の減少リスク

日本国内の少子高齢化に伴い、中長期的には新築住宅の着工件数が減少していくことは避けられません。東リの主力製品である床材やカーペットはリフォーム需要にも強く支えられていますが、新築市場の縮小が業績の重押しになるリスクは常に頭に入れておく必要があります。

単価が安いゆえの「放置リスク」

1単元が約4.3万円と手軽に買える反面、1株当たりの配当額(17円)の絶対値は小さいため、「買い増してもあまり配当が増えている実感がない」と感じてしまう時期があるかもしれません。コツコツ買い続ける地味な作業になるため、モチベーションの維持が課題になります。

万が一の減配への備え

原材料高騰が一段と加速し、価格転嫁が追いつかなくなった場合に一時的な減配が起きる可能性もゼロではありません。そのため、我が家では「東リの配当だけに依存しない」「住宅・建材以外の異業種(通信、保険、商社など)の高配当株にも分散する」というルールを徹底しています。

また、過去に製造業や建材関連の投資計画を立てた際のリスク管理については、◎(4249)森六 : 4.96%配当とPBR0.54倍で3年後の小4の壁の教育費を支える計画の記事でも触れていますので、よろしければ併せて参考にしてみてください。

投資に「100点満点の正解」はありません。大切なのは、自分たちの家族の人生設計に寄り添い、リスクを把握した上で「自分たちにとって70〜80点の心地よい選択」を積み重ねていくことだと信じています。

我が家も2026年の今年、娘の小学校生活を暖かく見守りながら、4年後の笑顔のためにコツコツと資産形成を進めていきたいと思います。みなさんのご家庭では、どのような人生設計と配当計画を描かれていますか?この記事が、ご家族のお金を考えるきっかけになれば嬉しいです。

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