◎(9733)ナガセ : 5.22%配当で小1の壁の習い事費を支える家計の教育費サポート枠

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

こんにちは!みずきです。2026年4月に、2020年1月生まれの長女が無事に小学校に入学しました。毎朝、大きすぎるランドセルを背負って元気に登校する姿を見送るたびに、胸がじーんと熱くなります。でも、ホッとしたのも束の間、世間でよく言われる「小1の壁」というやつが、我が家にもじわじわと押し寄せてきているのを感じる今日この頃です。

保育園のときとは違って、放課後の過ごし方や、長期休みの預け先、そして何より「そろそろ本格的な習い事を始めさせたいな」という親の欲がむくむくと湧いてきています。英語にスイミング、それからプログラミングも楽しそう。でも、こうした習い事を増やすと、当然ながら家計の固定費が上がってしまいますよね。

そこで今回は、「子どもの未来を応援する教育費は、教育に関わる企業の配当金でスマートに補いたい」という、ちょっと欲張りなテーマでお届けします。注目したのは、東進ハイスクールや四谷大塚、そしてイトマンスイミングスクールなどを傘下に持つ教育業界の大手、(株)ナガセ(9733)です。我が家の人生設計に照らし合わせながら、じっくりと解剖していきたいと思います!

1. シナリオ設定:「我が家の人生設計と小1の壁」

まずは、銘柄選びに入る前に「なぜこの株を検討するのか」という、我が家の人生設計シナリオをお話ししますね。ここを明確にしないと、ただの「高配当株あさり」になってしまいますから。

我が家の現在の状況と、これからの課題を整理してみました。

  • 我が家の現在地:私(41歳、上場企業の営業・企画職)と夫、そして小学1年生になったばかりの長女(6歳)の3人暮らし。
  • 直近の家計課題:小学校に入学し、放課後の時間を有効活用するための習い事をスタートさせたい。英語とスイミングを検討中で、教育費の月謝として「月々5,000円〜10,000円」の追加出費が発生する見込み。
  • 目標:この追加される習い事代のうち、まずは「月5,000円(年間60,000円)」を、給与からではなく「投資の配当金」という自動的なキャッシュフローで賄いたい。

なぜ「配当金」にこだわるのかというと、家計の心理的な負担を減らすためです。「給与から毎月5,000円の習い事代を捻出する」と考えると、なんとなく家計を圧迫しているように感じてしまいます。でも、「我が家が保有している教育株が、娘のスイミング代を全額出してくれている」と思えたら、すごく心にゆとりが生まれませんか?

子どもがこれから小学校、中学校、高校と進学していく10年以上のタイムラインを見据えたとき、ずっと安定してこの「月5,000円」をサポートしてくれる仕組みを、今このタイミングで作っておきたいというわけです。

2. 目標配当額の逆算計算

では、「月5,000円(年間60,000円)」の配当金を手に入れるためには、一体いくらの投資資金が必要になるのでしょうか。ナガセの具体的な指標データを使って、逆算して計算してみましょう。

ナガセの直近(2026年6月30日時点)の株価と配当予測データは以下の通りです。

  • 株価(終値):2,300円
  • 最低購入代金:230,000円(100株単位)
  • 予想1株配当:120.00円(2027年3月期予想)
  • 配当利回り(会社予想):5.22%

配当金の全額を非課税で受け取れる「新NISAの成長投資枠」を活用するシナリオで計算してみます。

目標年間配当額:60,000円
必要株数 = 60,000円 ÷ 120円(1株配当) = 500株

500株を購入するために必要な投資額は、
2,300円(株価) × 500株 = 1,150,000円(約115万円)

つまり、新NISAの成長投資枠でナガセを115万円分保有することができれば、それだけで年間60,000円(税引前かつ非課税)の配当金が手に入り、目標である「月5,000円の習い事代」が完全にカバーできるという計算になります。

115万円という金額は、一括で投資するには我が家にとってもちょっと大きな金額です。でも、これから数回に分けて時間分散しながら買い集めていく、と考えれば十分に現実的なターゲットになりますよね。こうして数字を可視化することで、「なんとなく株を買う」から「目的のために必要な額を積み上げる」という主体的な投資に変わる気がします。

3. 教育関連&高配当銘柄の比較紹介

目標が決まったところで、ナガセを他の教育関連銘柄や、同じように小1の壁を支えてくれる高配当銘柄と比較してみましょう。今回は、都立受験に強い学習塾を運営する「学究社」と、教育現場のICT化を支える「チエル」をピックアップしました。

銘柄名(コード) 株価(目安) 最低投資金額 配当利回り(予想) 自己資本比率 特徴・強み
(株)ナガセ(9733) 2,300円 230,000円 5.22% 37.7% 東進、四谷大塚、イトマンなど、幼児から社会人まで一貫した教育網。
(株)学究社(9769) 1,900円前後 190,000円前後 5.06% 50%以上 都立中高一貫校の受験に圧倒的な強み。高い還元志向。
チエル(株)(3933) 800円前後 80,000円前後 5.32% 60%以上 学校用教育ICTシステムを開発。GIGAスクール構想の恩恵。

それぞれの銘柄について、我が家の目線で特徴を見ていきます。

(株)ナガセ(9733)

教育業界の中でもトップクラスの知名度を誇る企業ですね。大学受験の「東進ハイスクール・東進衛星予備校」は誰もが一度は耳にしたことがあるはず。さらに、中学受験の「四谷大塚」、そして幼児・児童向けの「イトマンスイミングスクール」までカバーしています。つまり、我が子が成長するすべてのライフステージにおいて、この会社にお世話になる可能性があるということです。

指標データを見ると、ROE(自己資本利益率)が11.69%と非常に高く、収益性の高さが光ります。一般的に優秀とされる8〜10%をしっかり上回っていますね。売上高も右肩上がりで、成長性が続いているのも安心材料です。

(株)学究社(9769)

学究社は、東京を中心に学習塾「ena」を展開している企業です。過去の記事でも紹介した通り、都立中高一貫校受験での圧倒的な合格実績を強みに、極めて手堅いビジネスを展開しています。配当利回りも5.06%と非常に高く、株主還元への意識が強い企業として、私も一目置いています。ナガセに比べると地域密着型ですが、安定性という点では非常に優秀です。
詳しい分析は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
学究社(9769):5.06%配当で小1の壁の習い事費月5千円を支える家計の教育費の盾

チエル(株)(3933)

チエルは塾やスイミングのようなリアルな教育現場ではなく、学校などの教育機関向けに「ICTシステム」やデジタル教材を提供している企業です。小中学校で1人1台端末が配られる「GIGAスクール構想」の波に乗り、今後のデジタル教育のインフラを担う存在として成長が期待されています。配当利回りも5.32%と魅力的で、教育×ITという将来性に魅力を感じるなら面白い選択肢ですね。ただし、業績の振れ幅が塾運営企業よりもやや大きい傾向にあります。
こちらの記事で解説していますので、気になる方は覗いてみてください。
チエル(3933):5.32%配当で小1の壁の習い事費を支える家計のスパイス枠

4. みずきの「人生設計マッチ度」評価

さて、これらを踏まえて、主役である(株)ナガセが我が家の人生設計にどれくらいマッチしているのか、3つの軸で厳しく評価していきたいと思います!

A. 配当の持続性・成長性

評価:○(まあ大丈夫)

ナガセの予想1株配当は120円で、EPS(1株当たり利益)予想が166.41円です。ここから配当性向を計算すると、約72%になります。一般的に「配当性向は60%以下が健全」と言われることが多いので、72%という数字はやや高めに見えます。つまり、利益の多くを配当金として株主に還元してくれている状態です。

「これって減配のリスクはないの?」と少し心配になりますよね。ただ、ナガセのビジネスモデルは「塾の月謝」や「スイミングの会費」という、あらかじめ現金が前払いで入ってくる仕組み(前受金ビジネス)です。そのため、手元のキャッシュフローが非常に潤沢で、フリーキャッシュフローも改善傾向にあります。売上高が右肩上がりで拡大していることも考慮すると、現在の配当水準は十分に維持できるだけの体力があると判断しています。

B. 人生設計との適合性

評価:◎(ぴったり)

これは文句なしの満点評価です!我が家が今直面している「小1の壁」であるスイミングなどの習い事。そして将来、娘が中学受験や大学受験を迎えるときにお世話になるかもしれない四谷大塚や東進ハイスクール。まさに、我が家の子育てライフサイクルと完全にシンクロするビジネスを運営している企業です。

「自分たちが実際にお金を払ってサービスを利用するかもしれない企業」の株主になり、その企業から得た配当金で今直面している教育費を支払う。この循環は、家計管理の面でも精神的な満足度が非常に高いです。10年、15年という超長期で保有し続ける理由が、ここには明確にあります。

C. 我が家のリスク許容度との整合性

評価:○(まあ大丈夫)

自己資本比率は37.7%と、極端に高くはありませんが、教育サービス業としては標準的で大きな不安はありません。むしろ、ROEが11.69%と高く、預かった資本を効率よく使って稼ぐ力が強いのが魅力です。

我が家は現在、夫婦共働きで比較的家計が安定しているため、利回り5.22%という高配当の恩恵をしっかり受け止めることができます。もし今後、第二子の誕生などで私が育休に入り、一時的に世帯収入が下がるようなことがあっても、こうした「高配当かつディフェンシブな内需株」がポートフォリオにあることは、心強い家計の支えになってくれるはずです。

5. みずきの総合評価+判断

以上の分析を総合して、我が家としてのナガセへの評価は「新NISAの成長投資枠で少しずつ買い集めたい、教育費サポートの有力候補」です!

教育サービスは、景気が悪くなったからといって、親が真っ先に削る費用ではありません。「自分の子どもの教育には、お金を惜しみたくない」というのが親心だからです。この強い顧客心理に支えられたディフェンシブなビジネスでありながら、5%を超える高い配当利回りを維持しているナガセは、我が家のような子育て世帯のインフラ枠として非常に魅力的です。

一度に500株(115万円)をドカンと買うのは少し勇気がいりますし、相場の変動リスクもあります。ですから、例えば「まずは100株(23万円)を購入して、年間12,000円の配当(月1,000円分)からスタートしてみる」といったように、家計の余剰資金のペースに合わせて段階的に買い増していく戦略が、私たちには合っているかなと思っています。無理をせず、自分たちのペースで最適解を見つけていくのが「みずき流」です。

6. 制度活用との組み合わせ

私のようなサラリーマンママが投資をする上で、絶対に無視できないのが「税制優遇制度の活用」です。どれだけ良い銘柄を選んでも、税金で20.315%も持っていかれてしまったらもったいないですからね。ナガセを保有する上で、私が考えている制度活用の組み合わせを整理してみます。

① 新NISA(成長投資枠)の活用

王道中の王道ですね。もし特定口座で500株(年間配当60,000円)を保有した場合、約12,000円が税金として差し引かれ、手元には約48,000円しか残りません。これだと「月5,000円」の目標に対して、月4,000円に目減りしてしまいます。
新NISAの成長投資枠を使えば、この12,000円の税金が丸々ゼロになります。年間60,000円がそのまま手元に入ってくるので、娘の習い事代として100%活用することができます。高配当株こそ、NISA口座を最優先で使うべきですね。

② 特定口座での保有と「配当控除」の裏ワザ

もしNISAの成長投資枠を他の投資信託や個別株で使い切ってしまっている場合は、あえて特定口座(源泉徴収あり)で買い、確定申告で「総合課税」を選択して「配当控除」を適用するという方法もあります。
我が家のように、私の課税所得が一定の範囲内(課税所得900万円以下が目安)であれば、配当控除を利用することで、源泉徴収された約20%の税金の一部が還付されます。配当所得にかかる実質的な税率を10%程度まで下げることができる場合があるのです。サラリーマンママにとって「確定申告なんて面倒くさい!」と思いがちですが、スマホで簡単に手続きできる時代ですし、年間数千円〜数万円が戻ってくると思えば、やる価値は十分にありますよ!

③ インデックス投資(つみたてNISA/iDeCo)との補完関係

我が家では、毎月の資産形成のコア(中核)として、iDeCoや新NISAのつみたて投資枠を使って「全世界株式(オルカン)」や「S&P500」といったインデックス投資を淡々と行っています。これは20年後、30年後の老後資金や、子どもが大学進学する際の大規模な教育資金のための「増やす資産」です。
一方で、今回ご紹介したナガセのような個別高配当株は、今現在の生活(習い事代)を豊かにするための「使う資産(キャッシュフロー)」として位置づけています。この「未来への蓄え」と「現在のゆとり」を両立させる二刀流の戦略こそが、子育て中の時間がない私たちにとって、最もバランスの良い投資方法だと確信しています。

7. 失敗・迷い・懸念も素直に述べます

ここまでナガセの良いところばかりを書いてきましたが、完璧な銘柄なんてこの世に存在しません。私が感じている「弱点や懸念点」も、隠さずにお伝えしますね。

まずは、ニュースの視点から。最近の世界的な経済状況を見ると、とにかくインフレと為替の動きが激しいですよね。ここで、私が注目した外部のニュースをご紹介します。
Financial Times(Yen weakens to 40-year low)によると、歴史的な円安が進行し、日本の通貨の価値が実質的に目減りしていることが報じられています。このニュースを日本語に要約すると、円相場が40年ぶりの安値を更新し、日本国内の物価上昇(インフレ)に拍車をかけているという状況です。

この「歴史的な円安とインフレ」は、ナガセのような内需中心の教育ビジネスにとって、二面性を持っています。

  • 懸念点その1:コストの上昇(人件費や光熱費)
    インフレが進むと、学習塾の教室を維持するための光熱費や、優秀な講師を確保するための人件費が上昇します。ナガセの「自己資本比率37.7%」という数字は、急激なコスト高が続いた場合、利益を圧迫する要因になり得ます。売上は伸びていても、経費がそれ以上に膨らんでしまえば、配当の原資が減ってしまうリスクがあります。
  • 懸念点その2:少子化という構造的問題
    これが教育業界最大の、そして避けられないリスクです。日本の子供の数は減り続けています。どんなにブランド力があっても、市場全体のパイが縮小していることは事実です。ナガセは社会人教育(東進ビジネススクールなど)にも進出していますが、子供向けの東進ハイスクールや四谷大塚がどれだけ生徒数を維持・拡大できるかは、常にウォッチしていく必要があります。

こうしたリスクがあるからこそ、「ナガセ1銘柄に全力投球する」のは避けるべきだな、というのが私の迷いでもあります。学究社のように、地域密着型で財務がより健全(自己資本比率50%以上)な銘柄や、全く異なる業界の高配当株とバランスよく組み合わせることで、万が一の減配リスクを分散させる工夫が欠かせません。

おわりに

小学校に入学したばかりの娘の姿を見ていると、「これから先、どんな道に進むのかな」「そのときに、お金のせいで選択肢を狭めてほしくないな」と、親としての責任の重さを改めて感じます。でも、だからといって私たちが日々の生活を切り詰めて、ピリピリしながら貯金に励むのも、何か違う気がするんです。

投資というツールを賢く使って、今直面している「小1の壁」の習い事代を配当金でカバーする。そんな風に、少し肩の力を抜いて、子育てを一緒に楽しんでいけたら素敵ですよね。

今回の(株)ナガセの分析が、皆さんの人生設計や家計管理のヒントに少しでもなれば嬉しいです。完璧な100点の銘柄はないけれど、我が家のライフステージに合った「我が家にとっての最適」を、これからも一緒に探していきましょう!

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。みずきでした!

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